目黒区目黒本町にある歯科医院、碑文谷コート歯科です。
雪が降るような寒い日と夏を感じるような陽気とが入り混じり、寒暖差に体が追いつかない今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
春といえばスギ花粉・ヒノキ花粉のシーズン。実は花粉症と歯が関係していることをご存知でしょうか?今回は花粉と歯についてお話ししたいと思います。
春はむし歯になりやすい?
花粉とむし歯は一見全く関係ないように思えますが、花粉症がきっかけでむし歯になりやすくなってしまったり、歯が痛んだりすることをご存知でしょうか? 実はその原因は花粉症そのものではなく、花粉症対策でお口が渇くことにあります。
原因① マスク
花粉が飛散しはじめるとマスク時間が増え、鼻から充分な酸素が取り込めず、口呼吸が誘発されてしまいます。お口で呼吸することでお口の中は渇いてしまい、唾液が減ることが分かっています。
原因② 鼻づまり
花粉アレルギーで鼻の粘膜がむくむと鼻づまりが起きますが、マスクをしているうえに鼻水や鼻づまりで更に鼻呼吸が難しくなることが考えられます。その結果、酸素の量を補おうと口呼吸が加速してしまうことが懸念されます。
原因③ 花粉症治療薬
花粉症の治療薬としても知られている第1世代抗ヒスタミン薬の中には、唾液分泌を減らす副交感神経遮断薬(抗コリン薬)や、唾液分泌に影響をもたらす成分が配合されている物があります。こうしたお薬を服用されている方は、そうでない方と比べて唾液の分泌不足が心配されます。
花粉症治療薬の中には副作用で口の中が乾きやすくなる種類もありますので、1年の中でも特にお口が渇きやすい状態になってしまいます。
口呼吸が良くないのはなぜ?
唾液には歯の再石灰化を促す緩衝能や自浄作用があり、歯をむし歯から守ってくれる大切な役割をしてします。口呼吸でお口の中が乾燥し、唾液が減ってしまうと、お口の中で細菌が増えやすくなり、通常よりもむし歯ができやすくなってしまうのです。
むし歯以外にも!口呼吸トラブル
口呼吸が誘発されてお口が渇くことを口渇といいますが、口渇はむし歯だけでなく、歯周病・口臭などのリスクを高めます。花粉症の方をはじめ、ドライマウス(口腔乾燥症)、睡眠時無呼吸症候群、唾液の分泌を減らすお薬(特に降圧剤や神経に作用する薬)を飲んでいる方も注意が必要です。
対策① 唾液腺マッサージ
3大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)はそれぞれ耳の下、顎の下、舌の下にあります。唾液が分泌されるポイントを優しくマッサージするだけでもお口の渇きに効果的です。
対策② キシリトール配合のガムなどを摂る
お口の渇きやむし歯対策にはキシリトール配合のガムなどもおすすめです。キシリトール入りのガムにも色々ありますが中でもキシリトール配合量が多いものを選びましょう。キシリトールが高配合された歯科医院専売商品もあります。キシリトールそのものが甘いので100%配合でも美味しく召し上がれます。
対策③ お水をたくさん摂る
水分が不足すると口臭やドライマウスを引き起こす原因になります。お水をたくさん摂ることを習慣づけましょう。カフェインやアルコールは利尿作用がありますので、お水やノンカフェインのものをおすすめします。人間の身体の体重の60%は水分でできています。口腔内だけでなく、全身の健康のためにも、お水をたくさん摂って潤いを維持していきましょう。
対策④ 口腔保湿ジェル
口腔乾燥対策の一つとして、お口の中に塗るジェルがあります。お口を潤し、口臭などの不快な症状を緩和します。アルコールなどが含まれていない成分で、気になった時に、1日何度でもお使いいただけます。気になる方はお気軽にお尋ねください♪
花粉症で歯が痛い!という方は副鼻腔炎の可能性も
花粉症・アレルギー・風邪由来の鼻炎で、上顎洞の内膜に炎症が起こることがあります。副鼻腔の1つである上顎洞は第一大臼歯の根の辺りにあるため、上顎洞の炎症に影響され歯が痛むような感覚を覚える方がいらっしゃいます。もちろんむし歯の可能性もありますので、痛みが気になる時は早めに歯科医院への受診をおすすめいたします。
お口のネバネバや口渇が気になる方は碑文谷コート歯科までご相談ください。
学芸大学・都立大学・不動前・武蔵小山・西小山ほか碑文谷地区でお口の渇き、歯の痛みでお悩みの方は碑文谷コート歯科までお気軽にご相談ください。
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